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勤務表の不公平をなくす|看護師長の作成手順を公開

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不公平のない勤務表

勤務表によって働きやすさが変わると思う

勤務が不公平じゃないかと不満に思っている

師長はどんな考え方で勤務を作っているの?

こんにちは。看護師長のはるです。
今回は看護師の勤務表作成について、師長がなにを考えて作っているのかを詳しくご紹介します!

勤務表って、看護師にとってものすごく重要なものですよね。

私は毎月20~22日くらいに翌月分を配布していますが、配布した直後からスタッフはものすごく集中して勤務表を確認しています。

私が配る書類の中で、間違いなく一番人気の書類です!
『ベストセラー作品』と読んでいます(笑)

夜勤の相手はだれかな?
希望休はちゃんと休みになってる?
ちょっと苦手なあの先輩と一緒の勤務はあるかな?

今回は、看護師のみんなが知らない、『師長の勤務表の考え方』について解説します。

師長は勤務表を作る時にどんなことに気をつけて作っているのか、なぜ不公平な勤務表ができてしまうのかなど、日ごろの看護師さんの疑問に答える内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

目次

勤務表の種類と作成者

勤務表には種類があります。

まずは勤務表について、確認しておきましょう。

月間勤務表

毎月の1カ月間のシフト一覧表です。

これは、『この日のこの時間帯に勤務をするように』という、業務上の指示書になります。

「〇」や「/」などの記号を使って表していたり、「①」や「遅」などの記号や文字であらわしていたり、表記は職場によって違います。

職場によっては、自分のシフトだけしか教えてもらえないところもありますし、部署全員分のシフトが一覧表になって配られるところもあります。

今回、作り方を説明するのはこの「月間勤務表」のことです!

うちの病院では、月間勤務表は看護師長が作成します。

週間勤務表

1週間のシフト表のことで、だれがどの業務を担当するかを振り分ける『業務分担表』とも呼ばれます。

だれがどの部屋の受け持ちをするか、入浴介助は誰がするのかなど、具体的な業務の振り分けをした一覧表です!

私の病院では、週間勤務表は主任が作成します。

ただし、師長の方針に沿った形で作成してもらっています。

勤務表の不公平とは

では、勤務表で不公平だと感じてしまうのはどのようなときでしょうか。

具体的には、次のような時だと思います。

ひとつずつ説明していきますね。

夜勤数

来月、夜勤が6回もあるなんて…
多すぎてきついな~

同期は5回あるのに、私は3回だけ…
何で私は減らされたんだろう
給与も減るし、師長ひどいよ!

夜勤回数が多くても少なくても、不満に思う人はいます。

多いと体力的にきついし、少ないと夜勤手当が減って困るのです。

人それぞれ事情が違うため、『できるだけたくさん夜勤がしたい!』というスタッフと、『夜勤はやりたくない』というスタッフがいて当然です。

そのため、はっきりした理由もなく夜勤回数に差があれば、不満に思ってしまうのは仕方ありませんよね。

夜勤と同じように、遅番や早番の回数の差も、不満の原因になります。

連勤数や連休数

わたしだけ5連勤がある!
勤務希望も出してないのに、ひどい!

今月も連休がないから実家に帰れないな~
Aさんは先月も連休だったのに、今月も連休をもらえててうらやましいな…

連続勤務の回数や、連休の有無なども、人によって差があると不満の原因になります。

連休がもらえた人と、もらえない人がいると、「なんで自分だけもらえなかったのか」と考えてしまいますよね。

前の月の終わりから、翌月のはじめにかけての『月またぎ』の勤務にも気を付けておかないと、意外な連続勤務になる場合があります。

日祝日やイベント日の出勤率

わたし、今月は3回も入浴介助をしたのよ!
来月も入浴日にばかり日勤にされてる。
師長の嫌がらせなんじゃない?!

来月、土日に休みが全くないんだけど!
ぜんぜん彼氏と会えないってこと?
そんなのひどいよ~

土・日祝日に休みが欲しい人は多いですよね。

会社員の彼氏とデートをしたり、OLの友人と出かけるには、土日に休みが必要です。

子育て中の方であれば、土日は学校や保育園が休みなので、誰かに子供を預けて働くことになります。

ほかにも、病棟の入浴日や会議の日など、イベント日に限って休む人や、毎回日勤で参加する人なども、参加回数に差があれば不満に思うのは当然です。

勤務メンバーのバランス

Bさん、仕事が遅いからいつも手伝わないといけないのに、毎回私と夜勤がペアになるの、負担なんだけど!

今日のメンバー、新人と2年目ばかりじゃない!
こんなメンバーの時にリーダーするなんて大変だよ~
何でこんなメンバーで勤務を作るのよ!

だれと一緒の勤務なのか、勤務メンバーのバランスも大切です。

ベテランが揃っていれば仕事は楽ですし、新人が多いときのリーダーさんは大変です。

同期と一緒だと楽しいですが、厳しい先輩がいる日は緊張してしまいます。

能力や勤務年数だけではなく、相性や仲の良さなども関係するため、だれと一緒の勤務になるかで不公平を感じれば、不満につながってしまいます。

希望休

希望休を4つ出したのに、2つしか通ってない…
友だちと約束してるのに、断りづらいよ~

私たちは2つしか希望休がもらえないのに、ベテランのAさんは3つもらえてる。希望休の数が違うのは不公平じゃない?

看護師のシフトは不定休のため、予定がある日などは休みの希望を提出します。

しかし、みんながたくさんの休み希望を出すと勤務が成り立たないため、希望休の数に制限が設けられていることが一般的です。

その希望休の数が人によって差があったり希望を出しても通る人と通らない人がいれば、不満につながってしまいます。

経験年数の多い人の希望は通るけど、新人や若手の希望が通らないという場合もあり、不公平に感じてしまいます。

不公平のない勤務表を作るポイント

ここまで、どんな勤務が不公平に感じるかを説明しました。

勤務表でスタッフの不満を減らすためには、できるだけ不公平のない勤務を作ることが大切ですね。

では、不公平のない勤務表を作るためには、どのようなことに気を付けていればよいのでしょうか。

不公平のない勤務表を作るポイントを、4つご紹介します。

安全で質が保たれた看護ができる人数とメンバー

当然ですが、勤務表を作る師長に与えられた課題は、その部署の人員と資材を使って『安全で質の高い看護を提供すること』です。

それを実現するためにスタッフをどう活用するかが求められてシフトを組んでいるわけですから、全ての時間帯においてそれが達成できる勤務を作る必要があります。

夜中でも、日曜日でも、『安全で質が保たれた看護ができる』ことがシフト表に求められます!

そのための人数がいることと、それが実現できるメンバー構成になっていることが必要です。

メンバー全員の実力が高ければ人数が少なくてすみますし、指導が必要な人材がいる場合は指導できるスタッフやその仕事をフォローする人材まで人数が多く必要になりますよね。

なぜ、この日は人が少ないのか。

なぜ、この日は人数が多くて新人がたくさんいるのか。

その意図をきちんとスタッフに伝えておくよう、日ごろからのコミュニメーションも大切ですね。

各イベントに応じた人数の増減

看護師の必要人数は、その部署の看護配置として最低人数が定められています。

しかし、その最低人数だけ揃えていればいいのかというと、そうではありません。

手術件数が多い日や入浴介助日、総合回診や全体カンファレンス日など。

なにかイベントが予定されている日には、その分のスタッフ増員が必要になります。

スタッフを増員していなければ、通常業務をしながらイベント対応もすることになり、その日に勤務する人だけが負担が大きくなって不公平です。

今日は回診日だから、通常業務だけじゃなくて回診介助もあるのよ!
回診日に日勤になると残業になるから嫌なのよ!

きちんとイベント予定に沿った形で勤務を組んでおくことで、スタッフに余計な負担を強いることがなく、安全に業務を進めることができます。

欠勤に備えた余力のある勤務

スタッフの体調不良による急な欠勤は、避けられないトラブルです。

日ごろから、欠勤に備えて余力のある勤務を組んでおくことが大切です。

えっ!
今日は人数がギリギリだから欠勤とか無理!
絶対に来てよね!

体調が悪いスタッフに、無理に仕事をさせても集中力を欠いてしまってミスになるリスクがあり、危険です。

しかも体調が悪いときに休めないような職場で、長く働こうと思えませんよね。

職場環境の悪さは離職につながります。

基本的には、『1~2人休んでも何とかなる勤務』を組んでおく必要があります。

勤務希望にはできるだけ応じる

休み希望が通らない職場では、長く働けません。

スタッフ一人一人にプライベートがあり、事情があります。

家族や友人、恋人と過ごす時間を大切にしてあげないと、その職場で長く働き続けることができずに、退職につながるのです。

希望取りの連休がもらえて、旅行の予定もバッチリ!
旅行に向けて仕事をがんばるぞ!

『安全な看護のため』や、『最低限の人数は必要』なことを考えれば、全ての希望を叶えてあげることはできません。

不公平にならないように勤務希望の数をあらかじめ上限を決めておき、出された希望をすべて通すのが基本です。

希望休の数に差を付けたり、希望を通す人と通さない人を作ったりしないことが大切です。

その他の配慮

その他にも、配慮しておくと良いポイントがいくつかあります。

指導を考えたメンバー

新人や中途採用者の指導は、入職から半年程度は継続して行われます。

その間の勤務に関しては、常にだれが指導やフォローを担当するのかを考慮したメンバー構成で勤務を作る必要があります。

指導やフォローができる人とは、リーダースタッフであることが多いため、きちんと考えて配分しておかないと、当日になって「リーダー以外に指導できる人がいない!」となってしまいます。

看護学生の実習や、看護補助者の指導なども重なるため、計画立てて採用時期を考える必要がありますね。

会議・委員会・研修に応じたメンバー

会議や委員会、研修など、スタッフが参加する予定がある行事はたくさんあります。

きちんと、日勤中に出席できるように勤務が作られていますか?

休みの日に会議のために病院に行かなくちゃいけないのがツラい…

SNSでこういう声を聞くことがあります。

その分の手当金はもらっていると思いますが、せっかくの休日がつぶれてしまうのでは、お金で解決できないツラさがありますよね。

業務時間内で参加できるように配慮した勤務を組むことが、基本です。

仕事のパフォーマンスが上がる組み合わせ

たまに同期が揃って日勤だと、コミュニケーションがとりやすいし、協力し合えるので仕事が捗りますよね。

ちょっと人見知りで仕事に時間がかかる新人さんでも、優しく微笑みかけてくれるママさん看護師の先輩になら、怖がらずに報告できて、なんとか仕事が時間内に終われそう。

忙しい日はイライラして後輩スタッフにきつく当たりやすい先輩ナースも、主任さんがリーダーの日は比較的おだやかで、主任が間に入ってくれるので後輩ともコミュニケーションが取りやすい。

そういう、みんなの仕事のパフォーマンスが上がりやすいメンバーの組み合わせというのは存在します

毎日そういうメンバーで仕事を組むのは無理だけど、ときどきはそういうメンバーになると、仕事へのモチベーションを保つことができるので、これも大切なポイントです。

不公平のない勤務表の作成手順

では、具体的に勤務表の作成手順をご紹介します。

だれかに習ったわけではなく、10年近い経験の中で試行錯誤しながら身につけた方法です。

わたしは15日に希望を締め切り、2日間くらいで作成します。
部長などのチェックを受け、20~22日には配布しています。
配布するのが早いと、スタッフがとても喜んでくれます!

1.準備
STEP
希望休の調整

希望休の締め切り日までに、希望が重なりすぎている日がないかどうかをチェックします。

うちではこれを、主任とリーダー看護師の一部に依頼しています。

どうしても日祝日などで希望が重複してしまう場合は、話し合いやくじ引きなどで解決してもらいます。

この日に休み希望が重なっているけど、翌週に変更できない?

こういう取り組みを数カ月間も続けていれば、スタッフも慣れてきて、あらかじめ重複しないように希望を入れてくれるようになります。

STEP
勤務作成ソフトに希望をすべて入力する

手書きで勤務を作成する師長さんもいますが、私はソフトを使用しています。

一日の総数や公休数などが自動計算されるため、それを確認しながら作成する方が楽だからです。

勤務希望をソフトに入力する際に、日付をずらして入力してしまうなどのミスが起きないよう、とても気を付けています。

何度もチェックして、確認して入力するのですが、数年に一度くらいミスしてしまうことがありますね。

そのうち、スタッフ自身で希望休をソフトに入力するように変えたいという野望があります。

STEP
日々の必要最低人数を決めておく

勤務表を作成する月のイベントを確認し、どの日に何人のスタッフが必要なのかを決めます。

基本的には、平日〇人、日・祝日〇人と決めていますが、それ以外にも考慮すべき予定があります。

  • 学生実習指導期間
  • 回診日
  • 入浴介助日
  • カンファレンス日
  • 院内研修でスタッフ複数名が2時間以上病棟を離れる

これらの予定に合わせて、どの日に何人必要かを、あらかじめ決めておきます。

2.夜勤を作成する
STEP
夜勤リーダーを全て組む

最初に夜勤リーダーを組んでいきます。

夜勤リーダーができるスタッフを均等に夜勤に入れていき、回数ができるだけ揃うようにします。

夜勤シフトには、必ず夜勤明けの休みがセットで組まれます。

そのため、休み希望があればその前日に夜勤を入れることで勤務が組みやすくなります。

STEP
新人やフォローが必要なスタッフの夜勤を組む

リーダーが組めたら、次は新人や特別なフォローが必要なスタッフの夜勤を組んでいきます。

このとき、ペアになるリーダーを選びながら入れられるので、指導が1人に偏らないことに注意しながら入れます。

STEP
残りメンバーの夜勤を組む

最後に、残りのメンバーの夜勤を入れていきます。

夜勤回数が均等になるように、夜勤の日程が連続しないように注意しながら、全ての日付に必要な夜勤人数が入るように入れていきます。

すでにリーダーや新人など、配慮が必要なスタッフの夜勤は決まっているので、あとはあまりメンバーの組み合わせは考えずに、回数や日程に注視して作成できます。

3.日勤を作成する
STEP
日勤リーダーを組む

夜勤が組めたら、次に日勤を組んでいきます。

まずは、リーダーからです。

日勤リーダーができるスタッフが、毎日二人ずつ勤務するように組みます。

私は急な欠勤やトラブル対応のために、必ずリーダースタッフを2名以上配置することにしています。

土日・祝日も含め、すべての日にちにリーダーを組んでしまいます。

STEP
日勤リーダーをするスタッフの残りの日勤勤務を組む

日勤リーダーを組み終わった時点で、すでにリーダースタッフの月間勤務予定は8割ほど決まった状況です。

そのため、先にそのリーダースタッフの残りの勤務を決めてしまいます。

2~3日に一回、公休が入るように調整しながら、1カ月分の勤務を組みます。

STEP
中堅メンバーの日勤勤務を組む

次に、中堅メンバーの日勤勤務を決めていきます。

2~3日に一回は公休が入るように調整しながら、一日の必要人数を満たせるように考えながら、バランスよく入れていきます。

ここが難しい所ですが、できるだけ連勤を避け、人数のバランスを揃え、公休数も考えて入れます。

STEP
新人の日勤勤務を組む

最後に新人の日勤を組みます。

新人さんは、夜勤がほとんどないため、とにかく日勤と公休のバランスだけを考えながら入れていきます。

連勤を避け、一日の人数のバランスを見ながら、ちょうど良くなるように組んでいきます。

4.全体を調整する
STEP
連勤や連休を調整する

ほとんどの人は3日までの連勤しかないのに、一人だけ5日連続勤務があると不公平ですよね。

そういうことに気を付けて、連続勤務や休日の配分を細かく調整します。

とくに、月替わりで勤務が続いていないことも、注意して確認します。

その月だけで調整するのは難しくても、先月や来月も視野に入れて、数カ月単位で見れば同じ回数になるように調整します。

STEP
日祝日やイベント日の出勤率をできるだけ均等にする

日祝日の休みが一度もないスタッフがいないよう、調整します。

ほかにも、回診日やカンファ日、入浴介助日など、なにかイベントが行われる日の出勤日には、同じスタッフが何度も重ならないように注意します。

これも、できれば数カ月単位で同じ頻度になるように調整しています。

STEP
日々の必要な人数が確保されているか確認する

最後に、全体的な確認をして終了です。

確認するのは、次の項目です。

  • すべてのスタッフに必要な公休数が入っている
  • 夜勤回数に不公平がない
  • 日々の必要なスタッフ数が確保されている
  • 日々の勤務人数に大きなバラつきがない
  • それぞれの勤務帯にリーダー業務ができるスタッフが配置されている
  • 実施される会議や研修会、イベントなどの予定がすべて加味されている

これらがすべて満たされていれば、完成です。

私の場合はこの状態で置いておき、翌日もう一度確認したうえで部長に提出しています。

不公平な勤務表になる理由

勤務表の不公平をなくすポイントを紹介してきましたが、なぜ世の中には不公平な勤務表が多くあるのでしょうか。

うちの師長は、勤務表を作るのがヘタなのかしら?
なんで不公平な勤務になるのか知りたい!

ここからは、不公平な勤務表になってしまう理由について、ご紹介します。

勤務希望のルールがあいまい

勤務希望に関する不満は、とても多く聞かれます。

勤務が希望通りになる人と、希望が叶えられない人がいれば、不満が出るのは当然ですよね。

勤務希望に関する不満が多くなる理由は、次の通りです。

  • 同じ日に希望が集中しやすい
  • 先輩の希望から優先される
  • スタッフによって労働条件に差がある
  • 家庭状況への配慮で優先的に日祝日を休む人がいる

これらの問題は、どこの職場でも起こることです。

あらかじめ勤務作成のルールを明確にし、それをスタッフにも周知しておくことで、不公平感をなくすことができます。

ルールがないまま全員の希望を聞いていると、勤務人数が確保できない日があったり、逆に人数が多すぎてヒマなスタッフができてしまいます。

勤務メンバーの組み合わせに制限がある

相性や人間関係などで、メンバーの組み合わせに制限があると、公平な勤務を組むのが難しくなります。

『AさんとBさんは仲が悪いから一緒の勤務にしない』など、実際に配慮して勤務を組んでいる部署もあるのではないでしょうか。

こういう配慮があると、勤務作成の難易度が格段に上がってしまいます

そもそも、相性や人間関係の問題を仕事に持ち込むことが間違いなのです。

それが問題で病棟運営に支障があるのなら、師長が間に立って関係性を改善させるか、私情を仕事に持ち込まないように指導するか、配置転換で対応するなどが必要でしょう。

能力差が大きい

夜勤ができるスタッフが少ない。

リーダー業務ができるスタッフが限られている。

回診介助は一部のスタッフしか手順を知らない。

こんな風にスタッフごとの能力差が大きい場合も、公平な勤務を作るのが困難になります。

しかしこのような状況では、そのスタッフが休んだり退職したら、部署に大きな不利益が発生してしまいます。

一刻も早く、他のスタッフを育てる必要があるでしょう。

理想は、4年目以上のスタッフであれば全員、同じ役割を担えるようにすることです(もちろん、業務の質には能力や経験の差が出るが)。

一部のスタッフの意見ばかりを採用する

辞められては困るからと、ベテランスタッフの希望を多く聞いてしまうような師長であれば、公平な勤務はできません。

師長がそういうスタンスでいる場合は、不公平な勤務表になってしまうのも、仕方ありません。

『不公平な勤務表ではスタッフの不満が大きくなる』ということを、師長に理解してもらう必要があります。

まとめ

不公平のない勤務表について、師長の視点でご紹介しました!

勤務表に不満があると、長く働き続けるのが難しくなってしまいますよね。

家族・友人との時間が取れない職場では、モチベーションを保って働くことができません。

世の中にはたくさんの師長さんがいて、いろんな職場があります。

どうしても師長のやり方に不満を感じる場合は、他の師長に相談したり、配置転換の希望を出したり、対策を考えましょう。

無理をして我慢を続けても、スタッフの立場で簡単に改善できる問題ではありません。

他にも、看護師さんの仕事について応援する記事をまとめています。

仕事が楽しくないと悩んでいる人は、ぜひ読んで参考にしてください。

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