● 看護師の転職活動では、どのくらい応募したらいいの?
● 自分に合う求人ってどうやって探せばいいのか分からない!
● 応募するのに一番おススメの方法って?
こんにちは、はるです。
今回は看護師の転職活動の応募について解説します
私はこれまで5回以上の転職経験があります。
大きな総合病院からクリニックまでさまざまなところで働いてきました。現在は地方の中規模病院で一般病棟の看護師長をしています。
様々な転職活動をしてきたからこそ分かる、看護師ならではの転職のコツをお伝えしていきます。
転職の準備と書類の作成をしたら、次はいよいよ気になる求人に応募をしましょう!
しかし、どのくらい応募するのか、どうやって自分に合う求人を探せばいいのか、悩みますよね。
応募するときは、「最適な求人に、効率的な方法で応募すること」が大切です。
そこで今回の記事では、転職時の応募について解説します。
「複数の求人に応募をすべき理由」や、「求人の選び方」「具体的な応募方法」などを紹介します。
最後まで読めば、転職の最適な応募方法がわかって、自分に合う求人に応募できるようになりますよ!
みんなは平均で何か所に応募する?複数応募するメリット
看護師の転職ってたくさん応募していいの?
一般企業の転職とは違います!
看護師の転職では3カ所くらいに応募するのがおすすめです
一般企業の転職では、8~10社くらいの企業に応募するのが一般的です。
しかし看護師の転職では、そんなに多くの応募はしません。一般企業の転職と違って、応募したら面接や見学まで進むことが多いためです。
応募しすぎると面接スケジュールが組めなくなったり、面接に対してきちんと準備ができなくなってしまいます。
さらに複数の病院から内定をもらってしまうと、それぞれに事情を話して断るのも大変な作業になります。
一般企業の転職に比べると内定が出やすいため、あまり多くの応募は控えた方がいいでしょう。
条件に合う所があれば、1カ所でもいい?
複数応募することにもメリットがありますよ!
応募するのは3カ所くらいがおすすめです。その理由は、次の3つです。
- 複数の病院を見て比較検討できる
- 内定を獲得しやすくなる
- 精神的に安心できる
複数の病院を見て比較検討できる
複数応募すれば、それぞれの病院の話を聞いて面接を受け、施設見学もできます。
そうすればホームページや求人情報を見るだけよりも、実際の雰囲気などを肌で感じることができますよね。
複数で面接を受ければ、雰囲気の違いが分かりそうですね
複数の病院を見て比較することができれば、より自分に合った病院を見つけることができるはずです。
条件面では少し劣っていても、職場の雰囲気やスタッフの様子、設備の新しさからそちらを選びたくなることもありますよ。
内定を獲得しやすくなる
複数に応募すれば、内定を獲得できる可能性が高くなります
看護師転職では、書類選考から面接に進める可能性が高く、そのまま内定を獲得できることも少なくありません。
しかし私の病院でも、中途採用者の面接では半分近くが不採用になっています。必ず内定が出るわけではないのです。
応募して面接を受け、結果を受け取るまでに数週間はかかります。そこで不採用をもらってしまった場合、そこからまた応募先病院を探していたのでは、転職活動にかかる期間が長くなってしまいます。
転職活動期間の短縮のためにも、応募先病院を3カ所くらいにしておくことをおすすめします。
精神的に安心できる
複数の病院に応募していると、精神的に余裕が生まれて、転職活動を進めやすくなります。
なぜなら、不採用になっても「まだ次の病院がある」と思えるので、気持ちの切り替えがしやすいからです。
複数応募していると、1カ所落ちても「次を頑張ろう」と思えますね!
また、何回も面接をすると慣れてくるので、面接中も焦らず余裕をもって、自分の本来の力を発揮しやすいです。
選考で落ちるとツラいですが、だからこそ複数の病院に応募して精神的に余裕を持った状態で転職活動を行いましょう!
自分に合う求人の選び方
自分に合う病院を探すためには、以下の4つがポイントです。
- ビジョンに共感できるか
病院理念・看護部目標など - 病院としての魅力があるか
診療科・病床数・急性期や慢性期などの病院機能など - 労働環境が良いか
人間関係や職員の雰囲気・看護部長の人柄・設備の新しさなど - 制度や条件に魅力があるか
福利厚生・教育制度・教育プログラム・立地など
この4つのポイントのうち、どの条件の優先度が高い科は人によって違いますが、『自分はどの条件を重要視しているのか』をはっきりさせておきましょう。
すべてが希望通りの病院はないので、希望条件の優先順位を決めて、妥協する項目を決めておくことが大切です。
転職先の希望条件の決め方については、>>看護師の転職|希望条件はこうやって決める!で詳しく説明しているので参考にしてください。
転職の求人応募におすすめの方法
求人に応募する方法はいくつかありますが、よく使う方法は次の3つです。
- 自分でホームページから応募する方法
- ハローワークを使って転職する方法
- 転職サイト・エージェントを使って転職する方法
自分でホームページから応募する方法
転職では、自分で直接応募をすることが可能です
看護師が自分で直接応募をする場合の流れと、メリットとデメリットを紹介しますね。
自分で直接応募をする場合の流れ
自分で応募をして転職するまでの流れは、以下の通りです。
1 | 気になる病院のホームページや採用情報ページを確認する |
2 | 履歴書と職務経歴書を作成する |
3 | 電話・メール(応募フォーム)・郵送など指定の方法で応募し、書類選考の結果を待つ |
4 | 面接・施設見学をおこなう |
5 | 内定 |
それぞれを説明します
自分で直接応募をする場合のメリット・デメリット
転職サイトなどの紹介会社を通して応募する場合、採用する病院側は紹介会社へ手数料を支払っています。
これがけっこう高額なので、看護部長や採用担当者は、年間の予算の中から採用にかけられる費用と見比べながら募集を出しているのです。
うちでも毎年、採用にかけられる費用を決めて、その範囲内で募集をします。紹介料の高い紹介会社の利用はしづらい状況もあります!
そのため一番大きなメリットは、応募者が紹介会社を通さずに応募した場合はそれらの紹介手数料がかからないため、応募先によっては採用されやすいかもしれないということです。
デメリットとしては、面接日程の調整や書類の送付方法の確認など、全てを自分で連絡しなくてはいけないので、とても手間がかかることです。働きながらの転職活動では、昼間に連絡をすることも大変でしょう。
また転職エージェントからの情報が得られないことも、大きなデメリットです。実際に働いている知り合いがいればいいですが、そうでなければホームページくらいしか情報源がないので、実際の内情はほとんど分からないでしょう。
最後に、提示された給与や勤務条件に不満があったとしても、自分で条件交渉をするのは大変です。入職後の関係性や印象を考えると、あまり強い態度に出るのも難しいですよね。
ハローワークを使って転職する方法
ハローワークってどんなところ?
ハローワークは公共職業安定所のことで、安定した雇用機会を確保するための行政機関です。
全国にたくさんの窓口があって、あらゆる種類の求人があります。看護師以外にも多くの人が使っています。もちろん利用は無料です。
ハローワークのサービス内容は以下の通りです。
- 求人の紹介
- 転職者の相談や面接対策などのサポート
- 失業保険の手続き
- 就活セミナー
- 紹介状の発行
看護師がハローワークで応募するメリットとデメリット
看護師が転職活動をするうえでハローワークを利用するメリットは、以下の通りです。
- 中立の立場からアドバイス・支援が受けられる
- 掲載されている求人数が多い
- セミナー・講習・イベントに参加できる
- 子育てしながらの転職活動をサポートしてくれる
求人情報が多いし、面接対策のセミナーや心理カウンセリングなどのサービスもあるので、転職活動に不慣れな人には役立つ内容です。
ただし看護師転職サイトと違うのは、セミナー内容が看護師に特化した内容ではなく、あくまで一般的な社会人向けの内容になってしまいます。
看護師がハローワークで応募するデメリット
- 質の悪い求人が紛れ込んでいることがある
- 職員のサポートの質に個人差が大きい
- 手続きや応募までに時間がかかる
ハローワークの求人情報は、企業も病院も無料で掲載することができます。そのため求人数はとても多いですが、スタッフの採用にまったくお金をかけない、経営状態の良くないところの求人も含まれている可能性があるのです。
ハローワークでの転職活動については>>ハローワークは退職前から利用できるって知ってた? メリット・デメリットから転職サイトと徹底比較で詳しく解説しているので、そちらを参考にしてください。
転職サイト・エージェントを使って転職する方法
看護師の転職では、転職サイトや転職エージェントを利用する人が多いです。
それぞれに違いを最初に説明しますね
転職サイトとは
転職サイトは、施設や病院の募集求人に対して、自分で選んで応募できるサービスです。転職サイトによっては数万件もの求人情報を見ることができるので、たくさんの求人を見て比較したい人に向いています。
また、自分で求人情報を検索しながら、自分の好きなタイミングで転職活動を進められます。
転職エージェントとは
転職エージェントは、利用者に対してアドバイザーやエージェントの担当が付き、求人選びから入職までをサポートしてくれるサービスです。
利用者は自分の希望条件を伝えておくだけで、担当者から希望に合った求人情報を受け取れるので、自分で探す手間が省けます。
また面接に同行してくれたり、勤務条件の交渉などもしてくれます。転職活動を一人で勧めるのに不安がある人にお勧めのサービスです。
転職サイトと転職エージェント、両方利用しよう!
転職サイトや転職エージェントは、1つしか利用できないわけではありません。複数に登録して利用することをおすすめします。
私も両方利用しました!
皆さんにもおススメですよ
私の転職経験では、転職サイトで求人情報を検索しつつ、エージェント型転職サイトから応募で上手に利用できましたよ!
担当エージェントの持ってくる求人情報だけでは、どうしても「もっと他に良い求人があるんじゃないか?」と思ってしまします。そして自分で求人情報を探していく中で、自分にとって譲れない条件もどんどん定まってきます。
転職活動をしているとすぐに気づきますが、登録したサイトによって出ている求人情報が違うんです。
そのため、たくさんの求人情報を見比べて求職活動するためには、複数のサイトに登録することが必要になります。
転職サイトと転職エージェントの利用については>>【看護師】転職で本当に役立ったおすすめ転職サイトと転職エージェントの記事で詳しく解説しています。気になる方は読んでみてください。
応募する際は転職エージェントを使うのもおすすめ
ここまでで紹介した応募のポイントをおさえれば、効率的に複数の病院に応募ができますよ!
ただ、実際に求人情報をみて応募をしようと思うと、いろいろ不安が出てきますよね。
実際に求人を見たらたくさんあって…
どの求人に応募したらいいかわからない…
不安な人は、転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
転職エージェントは、無料で転職活動をサポートしてくれます。
また、転職エージェントは応募する病院や施設の情報を持っていて、どんな看護師を求めているかを把握しているので、自分に合う求人を探せます。
サポートが手厚い転職エージェントは次の3つです。
看護のお仕事
・求人数が業界トップクラス(非公開求人も多数)
・年間4000回を超える訪問取材で情報が豊富。働きやすさを重視した求人紹介をしてくれる
・LINEやメールでやり取りできるので、働きながらの転職活動もスムーズです
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ナースではたらこ
・業界唯一の「逆指名制度」で行きたい病院の求人をゲット
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マイナビ
・看護師認知度NO.1で国内最大級の規模と実績
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まとめ
今回の記事では、転職時の応募について解説しました。
「複数の求人に応募をすべき理由」や、「求人の選び方」「具体的な応募方法」などを紹介してきました。
看護師の転職では、3カ所くらいに応募するのが良い
たくさん応募しすぎるのは、おすすめできません。その理由は、以下の通りです。
応募しすぎると面接スケジュールが組めなくなったり、面接に対してきちんと準備ができなくなってしまいます。
さらに複数の病院から内定をもらってしまうと、それぞれに事情を話して断るのも大変な作業になります。
しかし1カ所ではなく、3カ所に応募するメリットは3つです。
- 複数の病院を見て比較検討できる
- 内定を獲得しやすくなる
- 精神的に安心できる
応募する病院の選び方、自分に合う求人の選び方のポイントは、次の通りです。
- ビジョンに共感できるか
病院理念・看護部目標など - 病院としての魅力があるか
診療科・病床数・急性期や慢性期などの病院機能など - 労働環境が良いか
人間関係や職員の雰囲気・看護部長の人柄・設備の新しさなど - 制度や条件に魅力があるか
福利厚生・教育制度・教育プログラム・立地など
具体的な応募方法は次の3つです。
- 自分でホームページから応募する方法
- ハローワークを使って転職する方法
- 転職サイト・エージェントを使って転職する方法
やはりおすすめは、転職サイトに複数登録をして、たくさんの求人情報をみながら自分の希望条件を絞っていくことです。そして気になった求人があれば転職エージェントに伝えて、サポートを受けながら転職活動をする方法です。
転職サイトと転職エージェントの、良いところ取りですね。
ぜひ皆さんも試してみてください。
あなたの転職が成功して、楽しく働けることを祈っています!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。