● 面接でどんなことを聞かれるの?
● リクルートスーツじゃないとダメ?
● どんな準備をすればいいか分からない
● 面接のマナーを教えてほしい
こんにちは、はるです。
今回は転職時の面接について、準備と当日の流れ、覚えておくべきマナーをご紹介しますよ!
看護師の転職で、面接は欠かせませんよね。看護部長や病院長、施設長からいろいろ質問される面接はとても緊張しますよね。
面接にマナーがあるの?
面接にはマナーがあります。面接というは、採用側の職員とほんの短い時間会話をするだけで、相手にあなたの価値が判断されてしまう、とてもシビアな試験です。
面接はたった10分か20分程度。
その短い時間であなた自身が評価されて、採用かどうかが決まってしまうんです。
もしもその場でマナーに反した言動をしてしまえば、それが理由で採用されないこともあります。就職したい病院・施設を見つけて応募して、面接が決まったら、しっかりと準備をして面接に臨みましょう!
緊張してしまい、きちんと受け答えが出来ずに挙動不審になってしまえば、それだけで不採用となってしまうことがあります。
私は看護師長として中途採用者の面接に同席することがあります。その経験から、看護師の面接で採用になるために必要な事前準備について解説します。
この記事を読めば面接で合格を勝ち取るための準備ができ、当日に慌てることなく自分をアピールできるようになるはずです。ぜひ、最後まで読んでください。
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事前に面接先の情報を調べておこう
まずは、情報収集です!
面接が決まったら、面接先の情報をできるだけ調べておきましょう。
ホームページで紹介されている内容には、一通り目を通しておくべきです。
その病院が力を入れている診療科や治療法、最近始めた新しい先端医療などが書かれています。
また看護部のページには看護部長の挨拶や、各部署の紹介などが載っていると思います。
採用情報のページがあれば、どのような人材を求めているかが書かれている場合もあります。
それらを読んで、情報を集めておくことが大切です。
短い時間とはいえ、面接での会話や自己アピールでの発言内容などから、その人がどのくらいうちの病院を知っているかは分かります。
自分の病院が力を入れている診療科も把握していない様子だと、印象がよくありません。
うちの病院のことを知らないみたい
本当にうちで働きたいと思ってるのかしら
こんな印象を持ってしまうと、合格は難しくなってしまいます。
履歴書や職務経歴書を準備する
まずは、履歴書や職務経歴書で1次選考をされ、そこを通過すれば面接となります。
応募しても面接してもらえないことがあるの?
人気のある就職先には応募者が多く、全員の面接はできません。
履歴書や職務経歴書を見てお断りすることもありますよ。
病院にはたくさんの履歴書が届きますので、全員と面接をすることはできません。人事課や師長、看護部長が目を通して、その中から選抜して面接を行います。
この時には【優れた人を探す】という視点ではなく【落とす人を選ぶ】という視点です。
選ぶポイントは、ルールに沿って丁寧に書かれているかどうか、志望動機や自己PRが魅力的かどうか等です。
履歴書の書き方については>>【中途採用看護師】採用されやすい志望動機を教えます!で詳しく解説していますので、参考にしてください。
交通手段、所要時間を調べておく
面接には絶対に遅刻をしないこと!
当日は余裕をもって早めに行動しましょう
面接に遅刻することは、絶対に避けましょう。
公共の交通機関を利用する場合は、事故などで到着時間がズレる場合があります。その場合でも遅れずに到着できるように、余裕をもってスケジュールを組んでおきましょう。
早めにって、どのくらい早く行けばいいの?
30分以上前には到着できるように行動して、最寄り駅のカフェで少し気持ちを落ち着ける時間を取りましょう。
万が一、予期せぬ出来事で間に合わない場合は、できるだけ早く面接先に連絡しましょう。
遅れることの謝罪、遅れる理由、遅れる時間を誠実に伝えてください。
ギリギリに連絡するのではなく、遅れるかもしれないと分かった時点で一度連絡しておく方が好印象です。
たとえば何年か前に面接をしたとき、連絡なしで5分ほど遅れて到着した人がいました。到着してからは丁寧にお詫びがあり、交通機関の乱れによる遅刻だったと説明がありましたが、結局採用にはなりませんでした。
単に遅刻したことだけで採用を見送ったわけではありませんが、この時は他の応募者が採用となりました。
連絡せずに遅刻したことで、印象を悪くしたんでしょうか
遅刻したら必ず落ちるわけではないでしょうが、大きなマイナスポイントではありますよ
複数の面接者がいて1~2名しか採用しない状況の時に、よほど目を引く経歴などがなければ、連絡なしの遅刻というマイナスポイントを挽回するのは難しいということです。
反対に、早く到着してしまった場合は、受付に行くのは控えましょう。例えば1時間前から来られても、会場準備もできていなくて対応に困ってしまいます。早くても10分前ごろに受付するようにしてください。
持っていくものを準備
面接の日に持っていた方がいいものはありますか?
面接当日の持ち物について、説明しますね!
- 履歴書、職務経歴書
- 筆記用具
- メモ帳
- 印鑑
- 腕時計
- 募集要項や病院・施設案内のパンフレット
- (ストッキングの替え)
履歴書や職務経歴書はクリアファイルに入れて、折れ曲がらないように大切に取り扱いましょう。事前に提出してる場合もありますが、コピーを持参しましょう。
メモ帳って何で必要なの?
筆記用具とメモ帳は、面接の中で今後の採用までの流れについての説明などがあった場合に、取り出してメモをしましょう。
また施設見学をする場合なども、案内係の看護師からいろいろと説明を受ける機会があるので、メモを取りながら聞きましょう。
熱心にメモを取っているのを見ると熱意が感じられて好印象ですよ!
私はスーツで出かけた先でストッキングの替えがなく、コンビニまで走ったことがあります。
そのため持ち物に加えました。急なトラブルで持っていない場合、とても焦って平常心を失います。
当日、ストッキングで面接を受ける予定であれば、念のためカバンに入れておきましょう。
当日の服装のポイント
服装は?
リクルートスーツですか?
次は面接当日の服装について説明しますね!
グレーやネイビーのような落ち着いた色合いのビジネススーツであれば、間違いないです。
中途採用者の場合、黒のリクルートスーツは避けましょう。リクルートスーツはどうしても学生っぽい印象になってしまいます。
リクルートスーツはダメなの?!
でもほかにスーツは持っていません
もしも他にスーツを持っていなければ、インナーをカットソーや女性らしい柔らかい素材のシャツなど変えるだけでも、大人っぽい印象になるでしょう。
看護師の面接で大切なのは「清潔感」と社会人としての「フォーマルな雰囲気」です。
面接官は、あなたが患者・家族の前に立つとき、病院の代表としてきちんとマナーが守れるかどうかや、医療スタッフとして求められる清潔感があるかどうかをチェックしています。
落ち着いた大人の雰囲気や、看護師としての優しい印象、誠実で清潔感のある様子が求められていると考えてください。
新卒者ではないので、少し明るいベージュやキャメルでも構いません。スカートもひざ丈くらいのタイトスカートやフレアスカート、パンツでもいいでしょう。
夏場でも上は必ずジャケットを着用してください。インナーは白だけでなく、淡いパステルカラーや薄い柄のものでも大丈夫です。カットソーやニットでも構いませんが、透け感がなく胸元が開きすぎないようにしましょう。
ストッキングはナチュラルカラーで、靴はローヒールの黒パンプスにしましょう。
冬場はコートを着ると思いますが、大きなファーがついたものなどは避けましょう。
身だしなみの注意点
看護師の面接で求められる身だしなみについて、大切なポイントを解説します
看護師という職業は、対象者が高齢であることも多く、職業柄から清潔感が強く求められます。
そのため、髪色やメイクは落ち着いた色が好まれます。
明るすぎる髪色や、派手なメイクは避けましょう。サークルレンズやカラーコンタクトレンズも、色が自然なものにしましょう。
ネイルや香水、アクセサリーは外して、髪を留めるゴムも無難な黒いゴムにしておきましょう。
カバンはどんな物がいいですか?
かばんはA4サイズの書類が入るものにしてください。病院から資料を受け取ることがありますが、目の前で折りたたむのは失礼です。かならず書類が収納できるサイズにしましょう。
色はスーツと合わせて違和感のない黒やグレーを選びましょう。
面接マナーと流れ
当日の面接の流れと、振る舞いのマナーを解説します。ここが面接で一番みられている部分なので、きちんと準備をして臨みましょう!
1.受け付け
指定された時間に受付に行けばいい?
いいえ、 受付には5〜10分前に到着するようにしましょう。
時間は面接や試験を始める時間です。
私は採用試験の試験監督や面接の案内役をしていますが、30分前には受付にスタンバイしています。
採用担当者と打ち合わせしながら面接者の到着を待っていると、様々な人を見る事になります。
早く来て敷地前で待っている人や、走って来て玄関前で息を整えて入ってくる人、敷地前でタバコを吸ってから入ってくる人など。
その様子もさりげなくチェックしています。また受付をする職員にも「気付いたことをメモしておいて」とお願いしていますので、受付時の言葉遣いや態度などで報告が上がってくる場合もあります。
面接会場だけではなく、すべての言動が見られていることを意識しておきましょう。
建物に入る前にコートを脱いできれいに畳んで手に持ち、携帯電話の電源を切りましょう。
簡単に身だしなみを整えて、受付の人に声をかけましょう。
面接で参りました○○と申します
人事担当の○○様にお取次ぎをお願いいたします
明るくハキハキした口調で話しましょう。
待合室で待つ場合でも携帯電話を触るのは控えて、背中を伸ばしてきちんと座って待ちましょう。
2.面接会場に入室する
いよいよ面接!緊張します!
面接会場の中でのマナーを説明します
面接会場には名前を呼ばれてから入室します。
ドアをノックして、返事があったら「失礼します」と声をかけてからドアを開けます。
ドアを開けて入り、きちんとドアの方を向いてからドアを静かに閉めます。そして正面に向き直って名乗ります。
本日はお時間を取っていただき、ありがとうございます。○○と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
そしてきちんとお辞儀をしましょう。
「座ってください」と声をかけられたら、「失礼します」と返答しながら座りましょう。
カバンは椅子の横に置いて、手は膝の上にそろえておきましょう。このシーンで床に置くことになるので、自立するカバンの方がいいですね。
椅子は深く座らずに、背もたれに背中がつかないようにしましょう。
3.面接会場から退室する
面接終了が告げられたら椅子から立ち上がり、椅子の横に立って「本日はお時間を取っていただき、ありがとうございました」と一礼しましょう。
ドアの前まで進んだら、もう一度面接官の方を向いて「失礼します」とお辞儀をして、退室しましょう。
そのまま気を抜かずに建物から出るまできちんとした姿勢で歩いていきましょう。
歩きながらスマートフォンの電源を入れたりしないように、注意してください。
面接官からの質問と回答例(良い例と悪い例)
面接官からの質問に答える際の基本ルールを教えます。
- ポジティブな表現で答える
- 正直に、誠実に受け答えをする
- ハキハキと話す
- 暗記文ではなく、自分の言葉で
- 質問にあった的確な答えをする
- 結論とその理由を言う
面接官が一番見ているのは、態度と話し方、急な質問への対応力です。
カッコいいことを言わなくてもいいので、素直に自分の言葉で、自分の考えを伝えることが一番大切です。
看護師の面接でよく聞かれる質問は事前に予測できます。どんな内容を話すか準備しておけば、焦らずしっかりと話せるはずです。
よく聞かれる質問と回答例を紹介しますので、自分の言葉で話せるように練習しておいてください。
前の職場の退職理由
まず、良い回答例を紹介します
- ○○病院の救急外来で働いていましたが、結婚を機に退職しました。今後は子育てをしながら仕事と両立できる働き方をしたいと思っています。
- 内科病棟で長く働いてきましたが、他科の経験も積みたいと思って転職を決断しました。
- 外科病棟で経験を積む中で、緩和ケアを学びたいという思いが強くなって退職を決めました。
基本的には、次の志望動機につながるような話し方をしましょう。
やりたいことが見つかったので、そのための退職であるというストーリーで組み立てると、きれいにまとめられますよ。
次に、悪い回答例です
- 仕事が忙しくてサービス残業が多かったので退職しました。
- 一生懸命やっていることを上司が認めてくれず、これ以上続けることはできないと思って退職しました。
- 人間関係が悪くて続けられませんでした。
- 新人教育がきちんと決められてなかったので、あまり教えてもらえませんでした。
この悪い回答例は、実際に面接をしていて聞いた内容です。
本人は悪気がなく、「この事情なら辞めて当然」と思っているようで、自信をもって答えていました。しかしこのような退職理由は、大きなマイナスイメージです。
前の職場を悪く言うのは、悪い印象を与えてしまうので控えましょう
自分の事情だけで不満を抱えていて、前の職場を批判している人は、同じような不満を今後も繰り返す恐れがあります。
こちらとしては、うちに就職してからも上司と考えが合わなければ「上司が認めてくれない」と言ってすぐに退職するかもしれない、と考えます。
前職を批判する内容を言うのは控えましょう。
当院を選んだ理由
面接官は、手元にあなたの書いた履歴書を持っています。履歴書の志望動機と矛盾しない内容をこたえましょう。
先ほどの退職理由とつなげて話すと、伝わりやすいと思います。
まず、良い回答例を紹介します
- 今後は子供を持ちたいと思っているので、託児所をお持ちの貴院であれば、育児と両立して働きやすい環境であると考え、志望いたしました。
- 緩和ケアを学びたく、緩和ケアに力を入れておられる貴院で経験させていただきたいと思い応募しました。
- がん治療に特化した貴院で経験を積み、技術や知識を深めたいと考えて応募いたしました。
志望動機はすでに履歴書に書かれているので、こちらもそれを読んで分かっています。そのうえでこの質問をするのは、同じような機能の病院が他にある中で、当院を選んで応募した理由です。
ここで長く働きたいという強い思いを感じられれば好印象ですが、期待値が高くて理想が高そうな動機を言われると「期待通りじゃないからとすぐ辞めるかも」と考えて警戒してしまいます。
次に、悪い回答例です
- 休みが多いので、プライベートと両立しやすいと思って応募しました。
- 給与が前の病院より良かったので、ここで頑張ろうと思いました。
- 教育システムがきちんとしているので、一から指導してもらえると思って選びました。
給与や休みのことを志望理由に入れるのは避けましょう。
また中途採用者は即戦力を期待されています。
「ここの教育はしっかりしていると聞いたので、一から教えてもらえると思って」と言う人がいるのですが、何を期待しているんだろうと不思議に思ってしまいます。
病院がどんな人材を求めているのか考えていないと、こういう発言になってしまうので注意しましょう。
一から指導するつもりなら、中途採用者ではなく新卒者を採用するはずですよね。
これまでどんな経験を積んだか
ここは自己PRの場です。これまでに経験した診療科だけではなく、役割などもぜひアピールしてください。
ここは良い回答例を紹介します
- 4年間、急性期の外科病棟で働き、リーダー業務を行い、プリセプターも経験しました。
- 透析室で3年間勤め、昨年はチームで看護研究も行いました。
- オペ室が2年と、脳外科病棟で2年経験しました。記録委員として記録の監査やマニュアル整備にも関わりました。
部署での経験だけではなく、学生指導やプリセプター、看護研究や委員会活動などもアピールしましょう。特殊な経験があればそのことも言い添えるとアピールになります。
4年目でリーダーまで任されていたのなら仕事は信頼できそうね
異動経験があるなら適応力は大丈夫そうね。
こういったことを判断するために、経験を聞いています。
異動経験がなく初めての転職なのか、教育や指導の経験があるのかなどは、採用したい人材かどうかを決めるための重要な情報なのです。
転職回数が多い理由
何度も転職していると、印象が悪いんでしょう?
転職回数が多いと、「すぐに辞める人」という印象がしてしまい、一般的にはネガティブな印象がします。
しかし言い換えれば、経験が豊富で即戦力となりえる人材としてアピールできます!
たとえば、私の病院では、大学病院のような大きな病院で長く働いていた人の初めての転職は、採用しにくいと考えています。
地方の民間病院と大学病院では器材や環境、コメディカルとの役割分担などが大きく違い、そのギャップで早期退職となった事例を経験したからです。
少なくとも一度は転職経験のある人の方が、環境の変化に柔軟に適応してくれる印象があり、採用しやすいです。
大切なのは、退職理由です。結婚や夫の転勤などやむを得ない事情での転職は不利になりません。
個人の都合で転職した場合であっても、その転職をポジティブに捉えてもらえるような退職理由と志望動機を考えておきましょう。
面接時には明るくハキハキとした受け答えをして、素直で前向きな印象を持ってもらえるようにふるまいましょう。
結婚や出産の予定は
すでに結婚・出産の予定がある場合は、産休・育休のことを考えて採用する必要があります。
この返答だけで採用するかどうかを決めることはありませんが、参考までに尋ねるところも多いです。
良い回答例を紹介します
- 今すぐの予定はありません。数年後には結婚を考えていますが、子供が出来ても仕事は続けるつもりです。
- 来年には結婚を考えています。出産後は実家が近いので家族がサポートしてくれると言ってくれています。
ここで採用されるためにウソをつく必要はありません。
正直に本当のことを伝えて、そのうえで採用してくれるところで働き続ける方が、あなたにとっても良いと思います。
次に、悪い回答例です
- 結婚はしたいですが、時期は分かりません。子供が出来たら仕事を辞めるつもりです。
- 出来るだけ早く子供が欲しいと思っています。子供が出来ても続けられるかどうかは、今は分かりません。
女性の多い職場なので、結婚や出産に対して理解はあります。
しかし中途採用者の面接の場面では、即戦力として人材を求めて採用試験をしていますので、働き続けられるかどうかはっきりしない人を採用することはありません。
面接を受ける前にパートナーとしっかり相談をして、結婚の時期や結婚後の働き方を考えておくことをおすすめします。
逆質問を準備しておく(良い質問とNG質問)
面接の最後には、「何か質問はありますか?」と必ず聞かれます。
ここで「何もありません」と答えるのはもったいないです。就職に向けた前向きな質問をすることで、やる気をアピールすることができるので、ぜひ質問を準備しておきましょう。
良い回答例を紹介します
- 入職までに準備(勉強)しておくと良いことはありますか。
- 業務の上で取得しておいた方がよい資格などはありますか。
- 一つの病棟では何人くらいの看護師で勤務をされていますか。
- 平均年齢はどのくらいですか。先輩が多くいらっしゃるのでしょうか。
この逆質問の目的は、コミュニケーション能力を確認するためや、本人の熱意を測るためであることが多いです。
具体的な質問があれば、本気で入職を想定して来ていることが分かるのです。
やる気のアピールであれば、上の二つ。職場の雰囲気を知りたいのであれば、下の二つがおススメです。
現在はコロナ禍で職場の見学は難しいですが、見学ができれば雰囲気が少しわかると思うので、お願いしてみてもいいでしょう。
次に、悪い回答例です
- ここの病院が一番力を入れている診療科は何科ですか。
- 有給休暇は希望通りにとれますか
- 残業は月にどのくらいありますか
- 年に一度は海外旅行に行きたいのですが連休をいただけますか
面接の場では福利厚生に関する質問はNGです。
転職サイトを利用している場合、あとから担当アドバイザーが確認してくれるのでそちらに聞くようにしましょう。
それと、ホームページなどで簡単に調べられるような内容を聞くことも失礼です。
かえってやる気がないと判断されてしまって逆効果になります。
採用担当者はココを見ている!
私や看護部長が面接をするときに、採用者を選ぶポイントは3つあります。
- 長くはたらき続けてくれそうか
- 今のスタッフとうまくやれそうか
- 問題なくはたらく能力があるか
おもにこの3点が知りたくて、質問をしたり会話を投げかけたりしています。
何とか本音を引き出したいと思って話しかけますが、暗記した志望動機を言うだけで本音が見えない人は、あまり採用したくありません。
本当はどう思ってるのか分からないわ
前の病院のようにうちも辞めてしまうんじゃないかしら
このように考えながら面接をしています。
なので、あまり完璧に暗記をしてしまわず、ある程度は自分の言葉で素直に話してくれた方が気持ちが伝わることもあります。
他には清潔感や身だしなみ、社会人としてのマナーをチェックしています。特徴的な話し方や言葉遣いをする人、清潔感のない服装や髪形の人は採用しづらいです。
一般的なマナーは心がけておきましょう。
転職サイトの利用がおススメ
転職の際には、転職サイトを利用すると履歴書の書き方や面接の受け答えのアドバイスが受けられます。
面接に担当アドバイザーが同席してくれる場合もあり、初めての転職の人は安心だと思います。
おすすめの転職サイトについては>>【看護師】転職で本当に役立ったおすすめ転職サイトと転職エージェントでまとめているのでそちらを参考にしてください。
まとめ
今回は、中途採用看護師の面接についてまとめました。
看護師長として面接に立ち会ったり、試験監督をしている私の経験から、面接を受ける看護師の言動や注意点、事前準備の大切さなどを解説しました。
面接は、とにかく事前準備が大切です。しっかりと準備をして臨まないと採用になることは難しいです。
面接準備をととのえて臨み、当日に慌てることなく自分をアピールして合格を勝ち取ってください。
この記事が面接を受ける皆さんの役に立てばうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。