今回は、新型コロナウイルスに感染した家族がいる場合の、家庭内での周囲事項を解説します!
同居しているご家族が新型コロナウイルスに感染した場合や、感染が疑われる場合に、自宅内で気をつけるべきことを詳しくご紹介しますので、参考にしてください!
感染者と他の同居者の部屋をできるだけ分ける
感染した人が生活する部屋と、ほかの家族が過ごす部屋をできるだけ分けましょう。
感染した人が療養する部屋は、窓があるような、換気のよい個室が望ましいです。
そして感染者はできるだけ部屋から出ないようにして、ほかの人との接触を減らすことが大切です。
トイレやお風呂など、ほかの人と共有するスペースをできるだけ最小限にして、その場所は窓をしばらく開けたままにするなど、換気をしっかり行いましょう。
部屋が少ないときや、子どもが小さくて部屋を分けることができない場合でも、感染者から2メートル以上の距離を保つようにしたり、仕切りやカーテンを設置してウイルスの飛沫で感染する可能性をできるだけ減らしましょう。
食事をする時や眠る時も、別室にできることが理想です。
同じ部屋で眠る場合は、横に並んで眠るのではなく、頭の向きを互い違いにするだけでも、感染者の顔から距離を取ることができます。
感染者のお世話をする人は、ひとりに決めておく
感染者の身の回りの世話が必要な場合、世話をする家族に感染してしまう可能性があります。
そのため、できるだけ世話をする人を一人に決めておいた方がよいでしょう。
お世話をする人は、持病のある人や妊婦の人は避けるようにしましょう。
できるだけ全員がマスクを使用する
感染している人と、そのほかの家族、両方がマスクを使用することでウイルスの拡散を防ぎます。
使用したマスクは他の部屋に持ち出さず、部屋の入り口に置くか、すぐに捨てましょう。
また、マスクを使用することで、のど・鼻を加湿する効果もあります。
マスクを外す際には、ゴムひもをつまんで外し、マスク表面に触れないように捨てましょう。
マスクを外した後は、必ず石鹸で手を洗うか、アルコール手指消毒をおこなってください。
マスクは、唾などでぬれたり汚れたりした場合は、新しい清潔なマスクと交換する必要があります。
こまめにうがい・手洗いをする
ウイルスの付いた手で目や鼻、口を触ると、粘膜を通して感染することがあります。
こまめに石鹼での手洗い、もしくはアルコール手指消毒をしましょう。
日中はできるだけ換気をする
感染者のいる部屋は、定期的に換気をしましょう。
他の家族が過ごす部屋も、換気をした方がよいでしょう。
エアコンなどの空調や換気扇を使用したり、日中に窓を開けるのもよいでしょう。
取っ手・ドアノブなどの共用部分を消毒する
タオルや食器などを、感染者と共有しないことが大切です。
トイレやお風呂は、感染者が使用した後は洗剤を使って掃除をすることで、ウイルス量を減らすことができます。
食器や衣類の洗濯を、ほかの家族と分けておこなう必要はありません。
いつも通りの方法で洗濯や洗浄をおこない、しっかりと乾燥させましょう。
特にタオルは、トイレやキッチン、洗面所などで共有しないよう、お互いに確認しておいてください。
感染者が別の部屋で生活していても、お風呂やトイレ、洗面所を共有する場合があると思います。
ウイルスは物に付着してもしばらく生存するため、ドアノブや、蛇口などにウイルスがついている可能性があります。
0.05%次亜塩素酸ナトリウムで拭いたあと、水拭きするか、アルコールで拭きましょう。
トイレや洗面所など、共有する部分の掃除をこまめにおこないましょう。
汚れたリネン・衣類を洗濯する
感染者が使用したリネンや衣類は、いつも通りに洗濯して、完全に乾燥させましょう。
新型コロナウイルス感染症では、下痢の症状がみられる場合があり、排泄物からもウイルスが検出されることがあります。
排泄物で汚れた衣類やリネンを扱う場合には、使い捨ての手袋やマスクを使用しましょう。
ゴミは密閉して捨てる
鼻をかんだティッシュや、痰を吐き出したティッシュにも、ウイルスが付着しています。
他の家族が触ると感染する可能性があるので、すぐにビニール袋に入れ、室外に出すときは密閉して捨てましょう。
ごみを捨てた後は、石鹸で手洗いをするか、アルコール手指消毒をしましょう。
まとめ
同居しているご家族が新型コロナウイルスに感染した場合や、感染が疑われる場合に、自宅内で気をつけるべきことをご紹介しました。
同居のご家族の場合、気付かない間にすでに感染してしまっている可能性もあります。
自分自身の体調変化に注意し、熱がなくても、軽いのどの痛みや鼻水などの症状を見逃さないようにしましょう。
職場や学校に行くときや、外出をする際にはマスクを着用し、こまめに手洗いをして感染予防対策をおこないましょう。