お子さんが新型コロナウイルスに感染した場合の、自宅で見守るポイントをご紹介します!
自宅療養時の参考にしてください。
目次
子どものコロナ感染症の特徴
子どもが新型コロナウイルス感染症にかかった場合、2~3日程度のかぜ症状ですむことがほとんどで、多くの場合は軽症ですみます。
ただし、のどの痛みが強くて水分が飲めなかったり、下痢が続いたりすることで、脱水を起こすこともあります。
脱水を防ぐために、口にできるものを少しずつ、何度も飲ませましょう。
クループ症候群や熱性けいれんを伴う場合もあります。
基礎疾患がある場合は、まずかかりつけ医に『コロナ陽性になった』と連絡をして、何かあった場合の連絡方法や対処方法を相談しておきましょう。
熱があっても自宅で様子を見ていてよい状態
新型コロナウイルス感染症では、熱が38℃~40℃くらいまで上がることがあります。
熱が高くて咳が出ていても、水分を飲むことができて、機嫌よく遊ぶことができて、顔色が普通であれば、基本的には心配ありません。
熱が上がったら解熱剤を使ってください。
解熱剤は、6~8時あけて繰り返し使うことができます。
飲めるもの、食べられるものを与えながら、自宅で様子を見ましょう。
病院に相談したほうがよい状態
次のような症状が出ていたら、病院に電話で相談をしましょう。
- 呼吸が苦しそう(肩で息をしている、ゼイゼイしている、咳で眠れない)
- 呼吸が速い(1分間に、乳児:50回以上、幼児:40回以上、学童:30回以上)
- 声がかすれたり、犬の鳴き声のようなケンケンする咳がある
- 胸の痛み、動悸、息切れ、むくみなどがある
- 横になることができない、座らないと息ができない
- 水分が飲めず、または嘔吐や下痢が頻回で、口の中が乾いている。半日以上おしっこがでていない
- 生後3カ月未満の赤ちゃんで、38℃以上の発熱が数時間以上続いている
受診する病院の選び方
病院に相談する場合の、病院の選び方は、次の通りです。
- かかりつけ医
- コロナ陽性の診断を受けた病院
- かかったことのある病院、近所の病院
まずは病院に電話をして、診察してもらえるかどうかを確認しましょう。
受診相談をする病院が見付からない場合は、担当の保健所に連絡をして、病院を紹介してもらいましょう。
救急車を呼んだほうがよい状態
- けいれんをしている場合(手足を突っ張る、ガクガクする、眼が上を向いている)
- 呼びかけに反応が明らかに弱い、または返事がない
- ぐったりしており、顔色が明らかに悪く、唇が紫色になっている