● 沖縄の応援ナースってどうなのか、リアルな体験談が知りたい!
● 沖縄応援ナースを実際にやってみて、良かったのはどんなところ?
● 沖縄応援ナースに行って、困ったことや気をつけた方がいいことは何?
こんにちは、はるです。
私は沖縄で応援ナースを3年間やりました!
『沖縄応援ナース』って聞いたことありますか?
私は旅行で訪れた沖縄県の美しさに惹かれて、移住を決意して沖縄応援ナースとして派遣で働き始め、3年間住みました。
沖縄県の空と海や、温かい人間関係、のんびり過ぎる時間感覚などが好きな人には、おすすめの働き方です!
『興味はあるけど、詳しく分からない』という人も多いと思うので、私の体験談を読んでみてください。
それでは、私が沖縄応援ナースをしていた3年間のことをご紹介します。
ナースパワーの応援ナースについて
ナースパワーという転職サイトは有名ですよね。
オリコン顧客満足度調査で2019年から3年連続1位を獲得している優良な転職サイトです。
私は、ナースパワーの応援ナースという制度を利用して、沖縄県で3年間働いていたことがあります。
引っ越し費用や赴任の飛行機代も病院が負担してくれるので、私自身の負担はゼロ!
家具や家電付きの部屋も準備してくれます。
病院が用意してくれたのは2階建てのコーポの1室でした。
築浅で綺麗でしたよ。
窓から遠くに海が見える、気持ちのいい部屋でした!
都会の生活に疲れて転職を考えている人や、沖縄が大好きな看護師さんには本当におすすめです。
沖縄という土地の魅力と、応援ナースという気軽に移住できる制度のおかげで、遠く離れた土地で3年間も働き続けることができました。
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ナースパワーについては>>【オリコン顧客満足度1位】ナースパワーって何で人気なの?で紹介しているので、気になる方はそちらもご覧ください。
わたしが沖縄応援ナースに行った理由
沖縄応援ナースに興味があるけど、どのくらいの経験年数が必要なのか、どんな準備が必要なのか、分からないことも多いと思います。
まずは、わたしが沖縄応援ナースに行ったときの理由や、それまでの経験、行くときの準備などをご紹介しますので、参考にしてください。
応援ナースに行く前の経験科目と年数
急性期の病院で4年、転職して外科病院で1年、それぞれ経験した後に、沖縄応援ナースに行きました。
看護師経験年数は6年目になる年で、年齢は27歳でした。
外科病棟と、集中治療室での経験があり、リーダー業務もバリバリしていたので、それなりにデキる看護師になったような、根拠のない自信だけをもっていました(恥ずかしい・・・)。
沖縄応援ナースに応募したきっかけ
手術室への異動人事がイヤで、退職を考えていました(これも恥ずかしい・・・)。
退職後の就職先を探すときに応援ナースの求人を見つけ、『せっかくだから憧れの沖縄に住んでみたい!』と思って、すぐに応募しました。
採用が決まってから両親に伝えましたが、『若いうちに色々やってみたらいい』と応援してくれました。
応援ナースの求人の選び方
沖縄本島を選んだ理由
応援ナースには、沖縄本島だけじゃなくて、石垣島や宮古島、そのほかの離島応援ナースの求人もあります。
その中でも、わたしは沖縄本島での応援ナース求人を選びました。
その理由は、離島生活の不便さが想像できず、不安だったからです。
その頃の私は地方都市での便利な生活に慣れていました。
そのため、離島での生活がどの程度の不便さなのかが想像できなくて、自分が耐えられるのかが不安だったため、沖縄本島で就職することにしたのです。
働く病院の選び方
基本的には、病院の規模と那覇からの距離で選びました。
これまで大きな病院でしか勤務経験がなかったため、あまりに小さな診療所などでは、働き方や常識が大きく違うかもしれないと思ったからです。
そのまま3年間も続けられたことを思うと、この選び方は間違いではなかったのでしょう。
自分が力を発揮しやすい環境を選べたと思っています。
応援ナースの準備でやったこと
私は半年などの短期ではなく、できれば契約更新してしばらく沖縄で働きたいと思っていました。
そのため、一人暮らしをしていた部屋は解約し、荷物すべてを沖縄の寮に送って引っ越す手続きをしました。
引っ越し費用も赴任時の飛行機代も、沖縄の病院が負担してくれました。
沖縄での寮は2か所空室があり、好きな方を選んでよいと言われたため、引っ越し前に友人と旅行ついでに見学に行きました。
勤務する病院や寮の周りの見学をして、お借りする寮を選んで決めました。
それと、車を持っていなかったので中古車を購入し、沖縄で納車してもらうように準備しました。
応援ナースの働き方
勤務形態
2交代制の病棟に配属されました。
入って2~3週間後には夜勤にも入り始めましたね。
夜勤は月に6~8回くらい、休みが8回、残りが日勤という感じです。
看護師2名と、看護補助者2名での夜勤で、仮眠は1~2時間くらいずつ取っていました。
救急車が来るような病院じゃなかったので、夜勤は落ち着いていて、夜勤明けでも遊びに行けるくらい元気でしたよ!
仕事内容
部屋持ち業務です。
私は急性期の経験ばかりだったせいかもしれませんが、特に重症者の部屋ばかりを担当していましたね。
応援ナースでも急性期の経験が浅い子は、落ち着いた部屋を担当している人もいましたので、経験に応じて仕事を振り分けてくれます。
委員会の仕事や、研究発表などへの参加はありません。
勉強会は自由参加でした。興味がある時だけ、参加していましたよ。
職場の雰囲気
人間関係が良かったです。
応援ナースが3~6人くらいいたので、短期間で入れ替わる応援ナースへの理解もあって、新しい人が入るたびに歓迎会(ビーチパーティー)をしていました。
応援ナースが連休で離島に遊びに行くのを快く送り出してくれますし、地元のお祭り情報を教えてくれたり、手作りの沖縄料理を持って来てくれたり、歓迎されているのを感じていました。
沖縄に来た応援ナースに、沖縄を好きになってもらいたいという気持ちが、たくさん伝わってくる感じでした。
働きやすさ、やりがい
救急車が来るような急性期の病院ではないので、全体的にのんびり働ける雰囲気でした。
人間関係もいいし、働きやすい職場ですね。
ただし、患者の治療方針について医師と話す機会もないし、カンファレンスもなくて、看護師として治療に貢献しているというやりがいを感じる場面が少ないです。
長く働いていると、物足りなさを感じてしまいました。
沖縄応援ナースの魅力
ここからは、沖縄の応援ナースだからこその魅力を紹介します!
その1.沖縄のきれいな海
ダイビング
沖縄で生活するうえで一番の魅力は、やはりきれいな海です。
見たことないほどきれいな海に魅了され、ダイビングのライセンスを取りました。
那覇から船で約1時間のところにケラマ諸島があり、そこは有名なダイビングスポットになっています。
透明度が高くてサンゴがきれいな海です。
夏で天気が良いと、休みのたびにダイビングに行っていました。
たとえば旅行で沖縄に来る場合、旅行中の天気は運任せになりますよね。
天気が悪かったり、台風後で海が濁っている時では、せっかくのダイビングも魅力は半減してしまいます。
現地に住んでいると、当日の天気をみて決められるので、ベストコンディションの日に潜れるのが最高でした!
ビーチパーティー
海に入るだけではなく、浜辺で過ごす時間も沖縄の海の魅力です。
夏には職場のみんなでビーチパーティーをしました。
昼間に集合して、浜辺でバーベキュー。
若者は海に入って泳いだり、先輩方は浜辺にテントを張ってお酒飲みながらお喋り。
夕方になると年配の介護士さんが三線を弾き始めて、みんなで歌ったり、カチャーシーを踊ったり。
沖縄三線:三線(さんしん)は、弦楽器の一種。日本の沖縄県と鹿児島の奄美群島で主に用いられる。
wikipediaより引用
カチャーシー:テンポの速い沖縄民謡の演奏に合わせて踊られる、両手を頭上に挙げ、手首を回しながら左右に振る踊り。
wikipediaより引用
暗くなったら花火をして、解散です。
でっかいビニールシートを敷いて、自分の食べ物や飲み物を持ちよって、大勢で過ごす楽しいパーティーです。
それぞれが自由に過ごすので、途中で帰る人がいたり、子供をお風呂に入れに一回帰ったり、そして妻だけ戻ってきたり。
沖縄県人らしい、ゆるくて自由な集まりで、それがラクで楽しかったです。
何気ない日常も海で過ごす特別な時間
それ以外でも、普段から海が身近にある生活でした。
夜勤明けで同僚と朝マックを買って、浜辺に座って食べながら昼までダラダラ話したり。
だれもいない浜辺で大騒ぎしながらダンスの練習をしたり。
海をこんなに身近に感じて生活したことがなかったので、とにかく新鮮でした。
その2.沖縄文化の魅力
せっかく沖縄に住むのだから、積極的にいろいろ経験するようにしていました。
職場の人たちも、県外から来た応援ナースに沖縄県を理解してもらおうと、いろいろなことを教えてくれましたよ。
沖縄三線
沖縄三線(おきなわさんしん)が弾きたくて、教えてくれる地元の先生の家に通いました。
三線の楽譜は工工四(くんくんしー)という、漢字で書かれた楽譜です。
これが面白くて、家でもずっと練習していました。
『安里屋ユンタ』や『島人ぬ宝』のような沖縄民謡をたくさん練習して、少しですが弾けるようになりました。
ビーチパーティで披露しましたが、自分が奏でた音楽で大勢が歌ってくれるのが、とても快感でした。
沖縄料理
沖縄の独特な料理にも興味があったので、年配の介護士さん達に色々と教えてもらいました。
チャンプルーは今でも夏に毎年作って食べます。
島豆腐や車麩(くるまふ:大きなお麩です)、ナーベラー(へちま)など、扱いなれない食材も多くて、教えてもらわないと難しかったと思います。
患者の家族から家に招待されて応援ナースのみんなで伺ったときには、料理を手伝わせてもらいながら、いろいろと家庭料理のコツを教えていただきました。
ただ、私はもともと料理が得意ではなかったので、沖縄料理を頑張ったのは最初だけでした。
珍しくて沖縄料理を練習しましたが、結局は食べ慣れたものが一番!
地元のスーパーでは一般的な食材が普通に売られていますので、沖縄だからといって特に困ることはありませんでした。
その3.休みを使って離島観光
応援ナースで、わたしは4週10休の条件で働いていました。
それ以外にも有給休暇があったので、時々連休を取って離島観光に行きました。
沖縄の離島は県外から直行便が少ないので、那覇空港で乗換をすることが多いです。
せっかくの休みなのに時間がもったいないし、お金も結構かかりますよね。
沖縄に住んでいるメリットとして、離島に気軽に行けることは特別なことだと思って、いろんな島に行きました。
その4.応援ナースだからこそ自由な時間が多い
わたしの行った病院には応援ナースがすでにいて、同じ病棟にも3人の応援ナースがいました。
私の後にも数人応援ナースが来て、延長する人や半年で帰る人など様々で、時々メンバーが入れ替わっていきました。
北海道から、大阪から、鹿児島からと、いろいろな県の人が集まるので、珍しいご当地話で盛り上がりました。
応援ナースなので、職場の委員会活動や新人教育、時間外の研修などには参加義務がありませんでした。
残業もあまりない病棟だったので、仕事終わりに海に行ったり、お互いの家を行き来することも多かったです。
時間が自由になることが、沖縄応援ナースを満喫できるポイントだと思います。
その5.応援手当付きの給与も魅力
沖縄応援ナースでは、応援手当が支給されます。
それも合計して、総支給額は25~30万円程度でした。
私の場合は夜勤手当と通勤手当も合わせると総支給で35万円、手取りで28万円くらいでした。
これで寮費が2万円しかかからないので、悪くないですよね。
ただし、応援ナースで大きく稼いでたくさん貯金する!というほどの金額じゃありません。
ダイビングや、離島旅行など、遊びにお金もかかります。
出稼ぎ感覚で働くほどの給与ではなかったですね。
沖縄応援ナースで注意すること
沖縄の応援ナースだからこそ、注意した方がいいことがいくつかありましたので、ご紹介します。
その1.即戦力になれるだけの経験があった方がいい
たくさんの看護師さんが応援で来ていましたが、あまり丁寧なオリエンテーションはされていませんでした。
すぐに部屋持ち業務が始まって、重症者なども積極的に担当させられます。
本当に、即戦力を求めている感じでした。
最低でも、3年以上の実務経験を積んでから行った方が、即戦力になれると思います。
そして、自分の経験のある診療科を希望した方がいいと思います。
経験が少なかったり、分からないままで入っても、ゆっくり教えてくれる感じではありませんでした。
ナースパワーの担当者に相談しながら、自分に合った診療科や病院規模を選ぶようにしてください。
その方が、沖縄応援を楽しめると思います。
その2.沖縄方言がむずかしい
沖縄は方言が強くて、お年寄りの方とは会話が成立しないこともあるほどでした。
この言葉の問題がいちばん困りましたね。
夜間の救急で来た離島出身の高齢者とは、症状の聞き取りもできませんでした。
この時は当直医も内地からの派遣医だったので、二人とも方言が分からなくて患者さんを怒らせてしまいました。
結局、入院中の患者さんを連れてきて通訳してもらいました。
地元の看護師や患者さんに教えてもらいながら会話をして、徐々に簡単な方言から覚えていきました。
徐々にお互いに慣れていくと、イントネーションの違いや言葉の違いが面白くて、楽しみながら覚えることができました。
とくに離島の方言は全く違うので、本島の人でも分からないことがあるようでした。
少しずつ習いながら覚えていき、積極的に方言を使って、打ち解けていきました。
その3.車が必要
車は必要だと思います。
バスとモノレールが通っていますが、電車はありません。
しかしモノレールは観光地だけですし、バスも本数が少ないので、いろいろ遊びに行きたいと思ったら、車がないと無理ですね。
わたしの場合は車を持っていなかったので、中古車を購入しました。
応援ナースの仲間では、車かバイクを持って来ている人がほとんどです。
半年で帰る予定の人はレンタカーを利用していて、それも賢い選択だと思います。
職場も、遊びに行った先も、買い物するお店も、駐車場代がタダのところが多かったのは驚きました。
車は、できるだけ準備しておいた方がいいと思います。
まとめ
ナースパワーの沖縄応援ナースの魅力についてご紹介しました。
同じ応援ナースでも、病院によって忙しさや働きやすさは違うとは思います。
でも仕事を一生懸命しながらも、半分は沖縄を楽しむために来ている気持なので、職場を離れると仕事のことは忘れてしまっていました。
次の休みにどこに行こうかをいつも考えていましたし、素敵な場所やお店を情報交換しあったり、珍しい体験ができるところやイベント情報を教えあったりしていました。
仕事の大変さで疲れてしまっている人には、ぜひこういう世界もあることを知ってもらいたいと思います。
まずはナースパワーで沖縄や離島の応援ナースの求人情報をチェックしてみてくださいね。
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