- 病院以外で働くメリット
- 病院以外の転職先9つの特徴
- クリニック・診療所
- 老人ホーム、デイサービス、訪問看護ステーション
- 美容外科、美容皮膚科
- 健診センター
- 企業ナース
- 保育園
- 治験コーディネーター
- イベントナース、ツアーナース、レジャー施設の救護室
- 献血センター
こんにちは、はるです。
今回は、病院以外での看護師の仕事を紹介しますよー!
看護師資格を取ったら、とりあえず病院に就職する人が多いと思います。
新卒だと、病院に就職するのが当然だと思っていました
でも病院での仕事は重症者の対応や残業、夜勤など、大変な面もありますよね。
病院に就職した看護師さんの中には、そういう業務内容にギャップを感じている人もいるようです。
看護師さんの仕事って思っていたのと違う…
さまざまな研究で、医療従事者の40~60%が何らかの段階でバーンアウトを生じることが明らかになっています。
バーンアウト(burnout):極度の疲労などが原因で、これまで活発だった人が急に意欲をなくして燃え尽きたようになって何もしなくなる状態
そこで挫折してしまって、そのまま看護師を辞めてしまう人もいます。せっかく国家資格をとったのに、もったいない!
諦めないで!!
看護師の職場は、病院だけではありません。資格を生かした働き方はたくさんあります!
5回の転職経験がある私が、病院以外の転職先を9つ紹介します。
この記事を読めば、病院での仕事にこだわらなくてもいいことが分かります。知識を持つことで選択肢を広げて、新しい一歩をドーンと踏み出しましょう!
仕事を辞めようかな・・・と思ったら、まずは転職サイトに相談してみるのがおススメ!
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退職には事前準備が大切です。
スムーズな退職のための準備>>退職準備は何をする?|師長が教える【看護師の退職準備】と、引き止められない退職理由>>【看護師の退職】強い引き止めにどう対処する?!をまとめていますので、参考にしてください。
看護師資格は強い! 病院以外にも仕事はたくさんあります
私はいまは地方都市の中規模病院で、看護師長をしています。
転職経験は5回以上あります
総合病院や、一つの診療科しかない単科の病院、美容形成クリニックや、派遣の仕事もしました。しばらくフリーターになっていた時期もあって、その時は単発アルバイトでクリニックやツアーナース、イベントナースをしたり。
看護師でフリーターですか?
単発や短期の看護師アルバイトは色々ありますよ
病院以外でも看護師として十分にやりがいを持てるし、面白い仕事もたくさんあるんです。
看護師という資格は国家資格です。長い年月の勉強や実習をして、難しい試験を受けて、やっと手に入れられる資格なんですから、自信を持ちましょう!
あなたの人生を切り開くための武器になりますよ!
まずはどんな仕事があるのかを調べてみましょう。さまざまな選択肢を知れば、興味のある仕事が見つかるかもしれません。
そもそも看護師ではない仕事も考えている場合は>>看護師を辞めたい?|看護師以外の仕事を探してみた結果の記事を参考にしてください。私が看護師じゃない仕事を探してみた経験をまとめています。
病院以外で働く看護師のメリット
病院以外で働くことは、こんなメリットがあると思います。
重症者の対応や夜勤がないと、精神的なプレッシャーが全然違いますよね!
精神的に余裕があると、優しい看護が出来そうです!
病院での仕事の中で、新人さんが最初に感じるハードルが『精神的なプレッシャーの重さ』じゃないかと思います。
「患者さんの異常を見落としてしまうんじゃないか」
「薬や処置を間違えたらどうしよう…」
こういうプレッシャーの中で、新しい業務を覚えたり、先輩たちと人間関係を築いていくのは、簡単なことじゃありません。
要領よく仕事を覚えられたり、先輩や上司に恵まれて頑張れる人は良いですが、そんな人ばかりではありません。
憧れた看護師さんの仕事って、こんなに大変だったの?!
環境にも恵まれず、仕事がツラくて辞めたいと思っているのであれば、退職してしまいましょう。ほかにも看護師の仕事はたくさんありますし、職場もたくさんあります。
あなたが楽しく働ける職場を探しましょう!!
そのためにも、いろいろな選択肢があることを知っていてもらいたいです。
では、具体的に紹介していきますね。それぞれの特徴も併せて紹介するので、ぜひ最後まで読んでください。
病院以外の転職先9つ
転職先1:クリニック・診療所
病院と比べて規模が小さく、入院設備がないところも多いです。
医師も看護師も数人で、慢性疾患や風邪のような軽症患者さんを中心に診察しています。
短期ですが、私も働いたことがあります
クリニックや診療所で働く魅力は、夜勤がないことと、重症者対応へのプレッシャーがないことです。
私が経験した医院は、入院設備があったので夜勤はしていましたが、重症者はいませんでした。この精神的な安心感は大きかったですね。
ただしスタッフが少ないので、みんなで協力して働く必要があります。病院で働くときには絶対に経験しない仕事でも、他にやる人がいなければ看護師の仕事になります。
例えば、こういう業務をしていました。
・受け付け業務
・カルテの作成
・夜間の施錠、戸締りの確認
・外線電話の対応
・掃除やごみ捨て
大きな病院ではそれぞれ専門スタッフがいるので、初めての経験でした。
病院の正面玄関の鍵を閉めたり
朝は玄関の掃除をしたり
待合室の椅子を拭いたり…
専門職だと文句を言わずに、何でもやる気持ちが必要でした!
「これ、看護師の仕事?」と言い始めると、そこで働くのは難しいと思います。
柔軟な対応力が求められますね。
給与や勤務状況は?
給与は夜勤のある病院よりは少し下がります。
しかし日祝日休み、土曜日も半日など、ワークライフバランスは改善されます。
専門的で難しい業務は少なく、オールマイティな知識と基礎的な技術が求められます。
新人さんでも就職できます!
採血や点滴、レントゲンの介助などの基礎的なことがほとんどなので、就業経験が少なくても十分に働けます。
ただスタッフの年齢層が高いことも多いので、新人で入ると年齢が近い人は少ないかもしれません。
年齢を気にせずコミュニケーションが取れれば、早くなじめますよ!
転職先2:老人ホーム、デイサービス、訪問看護ステーション
介護関連施設の看護師求人はたくさんあります。
特に最近は在宅看護の需要が高まっていて、盛り上がっている業界です。
介護施設で働いている主な職種は、介護福祉士です。看護師の人数は少なく、数人です。
私は未経験ですが、友人にはたくさんいるので、よく話を聞きます
薬の管理や、傷の処置、入浴前のバイタルサインチェックなどが主な仕事です。
介護施設で働く魅力は、肉体的な負担が少ないことと、残業が少ないことです。日常生活ケアは介護士が行うため、病院に比べると肉体的な仕事は少なくなります。
重症者はいませんが、高齢者なので急変などは避けられない面があります。
医師がいない現場のため、介護士から医療上の判断を求められる場面は多いです。経験のない新人だと、そこが少しハードルになると思います。
どんなことで判断を求められるんですか?
「入浴してもいいか?」
「病院に連れていくべきか」
などが多いようです。
バイタルサインや、先輩看護師と相談して判断します。
ベテランの介護士さんのアドバイスも参考になるようですよ!
新人が1人きりで勤務することはありませんし、あらかじめ医師の指示がある場合がほとんどです。
少し慣れてくれば新人でも十分に働ける職場でしょう。
給与や勤務状況は?
給与は夜勤のある施設の場合、病院と変わらないか、規模が小さければ若干下がった金額になります。
夜勤がなく、軽症者しかいない施設であれば、もう少し下がってしまうでしょう。
子育て中の看護師さんも多く働いています!
夜勤や残業が少ないので、ママさんナースが働きやすい職場です。看護師の人数は少ないので、あまり険悪な雰囲気にはなりにくいでしょう。
介護士が多く介護士中心で動いている施設も多いため、病院経験のある看護師が転職すると、その雰囲気の違いには驚くようです。
最初は介護士との業務の分け方や、責任の範囲に戸惑うところもあるでしょうが、積極的にコミュニケーションを取ってチームに加わるようにしましょう。
転職先3:美容外科、美容皮膚科
美容形成外科は、私も経験があります
経験年数5年目での転職です。私が働いていたクリニックは、女性専用の完全予約制でした。
美意識の高いお客様ばかりなので、職場もキレイで働きやすかったです。
若い女性の患者様が快適に過ごせるように、私語もなく、礼儀正しいスタッフばかり。受付スタッフも、百貨店の受付嬢のような雰囲気でした。
大きな声で怒られたり、出来ないことを人前で指摘されることなどは、全くありません。
ラグジュアリーな雰囲気でした
しかし、病院で働いていた時には知らない言葉ばかりで、勉強することは多くありました。
しばらくは毎日、家に帰って習ったことをノートにまとめて勉強しないと、ついていけませんでしたね。処置や手術の名前や、それぞれの注意点、患者さんへの説明の仕方などを調べていました。
転職したばかりでやる気に満ちていましたし、新しいことを覚える日々も新鮮で、楽しく覚えることができましたよ。
それに清潔・不潔の考え方や、傷を消毒してガーゼで覆ったり、医師の処置を介助するときのやり方など、看護師の仕事の基本的な部分は同じです。これまでの経験も活かせて、ほとんど習わなくてもできる部分もありました。
給与や勤務状況は?
美容外科クリニックへの転職で魅力的だったのは、朝10時スタートだったことです。
それまでの病院勤務とくらべて朝がゆっくりできて、とても快適でした。
朝起きて、きちんと朝食をとって、余裕をもって出かけられました
早起きが苦手なので、それは嬉しいです!
そして夜勤もなくて、日祝日も休みです。病院で働いていたころと比べて、家族や友人と過ごす時間がふえました。
5年目ナースだった私の場合、給与は転職前とほとんど変わりませんでした。転職前は夜勤をして受け取っていた金額なので、夜勤なしで同程度なのは、うれしいですね。
美容外科って給与が高いイメージですが、本当なんですね!
人間関係は、クリニックごとに色々違うと思います。
私の働いたところは個人経営のクリニックで、事務2名、ナース4名でした。ナースのうち2名はママさんで、仕事が終わったら走って子供のお迎えに行く人たちでした。
そのため職場の人同士の濃厚な人間関係もなく、仕事上のさっぱりしたお付き合いという感じ。仕事はきっちりやりますし、必要なことは教えてくれますが、指導にそこまで熱心ではなかったです。
完全予約制なので急に忙しくなることもなく、全体的にのんびりした雰囲気の職場でした。
転職先4:健診センター
私は経験がありませんが、友人が何人も働いています。
やはり魅力は、夜勤がないことと、重症者対応へのプレッシャーがないことです。残業もありません。
健診に訪れるたくさんの方を案内したり、採血をしたりが、主な仕事です。
新人さんでも就職できます!
難しい処置などはないので、新人さんでもすぐに戦力になれるでしょう。
どんな人が向いていますか?
コミュニケーションが得意な人や、飽きずに同じ作業ができる人が向いていると思いますよ
大勢の方の対応をするので、ある程度はコミュニケーション能力が必要です。話好きな方や、血管が見えづらい方など、それぞれに対応しながらスムーズに回す必要があります。
あとは、検診結果の入力や、書類業務もあるようです。毎日同じような業務内容になるので、刺激的な毎日を送りたい人には不向きかもしれません。淡々と仕事をこなせる人に、向いていると思います。
給与は、夜勤をしている病院ナースよりは少し下がるようです。
しかしその分、ワークライフバランスが改善されることは、間違いないです!
転職先5:企業ナース
大企業では、施設内に医務室や健康管理センターを設置しています。そういう場所での求人もあります。
友人が以前働いていた経験があったので、話を聞きました
その友人がいた企業の医務室は医師1人、看護師2人でした。
主な仕事は健康診断の案内と、結果のフィードバックです。その企業の社員全員の健康診断予定とそのフォローまでをするそうで、意外とやることは多かったようです。
たんに検診案内を社内報で出すだけじゃなくて、再検査が必要な人に個別で連絡を取って検査に行くように促したり、生活指導をすることもあったそうです。
部屋で看護師2名で事務作業を続けるので、相性が悪い相手だとツラいかもしれません。
友人は1年間だけでしたが、もう一人の看護師とは揉めるほど付き合いがないまま終わったそうですよ
企業によっては看護師が1名の医務室もあります。その場合は指導を受けることも、相談することもできません。
新人が就職することも可能ですが、看護師として経験を積んで成長していくことは難しいでしょう。
その代わり、ビジネスマナーやPCスキルは、成長できると思います。
給与や勤務状況は?
給与は、夜勤をする看護師に比べれば下がります。しかし大企業であれば、その分給与や福利厚生は良いはずです。
魅力はやはり、夜勤や残業がなく、医療処置もないことです。デスクワークが中心になります。
新人で入った場合、将来病院で働くにはかなりの努力が必要になるので、慎重に選びましょう。
転職先6:保育園
市町村によっては、一定人数以上を預かる保育園には、看護師を配置するように決まっているところがあります。
そのため、多くはありませんが、保育園の求人もあります。
子どもが好きな人には最適です
仕事内容は、病気やけがを予防する取り組みや指導と、子供の急な発熱やけがの対応です。
それ以外の時間は、保育士さんと一緒に保育のお手伝いもするようです。
基本的には看護師は1名なので、相談する相手がいなくて不安かもしれません。ただし医療処置や難しい判断はあまりありません。ベテランの保育士さんや園長先生がアドバイスしてくれるでしょう。
新人でも就職できますよ
給与や勤務状況は?
夜勤がないことが魅力ですが、その分給与は下がってしまいます。
簡単なケガの対応などはしますが、基本的に医療処置はないため、新しい技術を身につけることなどは難しいです。
看護師は園に1人というところが多いため、新人で就職すると指導者や相談相手がおらず、不安があるかもしれません。
また技術的に成長するのは難しいため、将来病院で働くにはかなりの努力が必要になるので、慎重に選びましょう。
転職先7:治験コーディネーター
私の病院でも新薬の治験のときに、コーディネーターさんが常駐します。
スーツで働いている姿がカッコいいです。
治験は、新薬開発の最終段階で、人体への安全性と有効性の確認のための臨床試験です。
治験コーディネーターの詳しい仕事内容については、ジョブメドレーさんの記事が分かりやすくておススメです!
給与や勤務状況は?
知り合ったコーディネーターさんは、日祝日休みでデスクワーク中心であることが魅力的だと言っていました。
まったく未経験でも就職できますか?
転職で入る人は未経験の人も多いです
入ってからしっかり研修があって教えてくれますよ
最初は覚えることが多くて、就職したばかりの頃は研修や勉強会が忙しそうです。
その分、給与は病院勤務の頃よりも上がる場合が多いです。新しい職種にチャレンジしよう!という決意があれば、長く続けられる職業なのでおススメです。
治験専門病院での仕事もあります
治験専門病院というものがあります。
そういう病院でも看護師を募集しています。
ここでは治験にまつわる採血や注射、患者の対応や医師の補助をします。
友人が働いていたので話を聞きましたが、とても魅力的でしたよ!
治験を受けるのは健康な男女なので、医療処置や重症者対応などはありません。決まった時間に注射をしたり、採血をしたりします。
治験者は自由に外出ができないので、ストレス解消のために、看護師が付き添って映画を見に行くこともあるそうです。友人も仕事として、治験者を数名連れて映画を見に行ったと言っていました。
その他には書類整理や医師の診察介助などもあるそうですが、基本的にあまり忙しくはないようです。
残業などもなかったそうです。
転職先8:イベントナース、ツアーナース、レジャー施設の救護室
私も何度か経験がありますが、とても楽しいですよ!
これまでに私が経験した仕事を紹介します。
イベントナース
・コンサート会場の救護室
・夏の自治体イベント(お祭りや花火大会)の救護テント
・レジャー施設内の救護室
ツアーナース
・修学旅行の付き添いナース
・小児喘息の子供たちとキャンプ
・高血圧の患者会の人たちと旅行
これらは派遣会社に登録して紹介してもらって、単発バイトとしておこなっていました。
レジャー施設の救護室は、長期で働いている方の連休のためのヘルプ求人でした。
これはとても面白くて、いい経験になりました。
イベントナースの詳細
お祭りや花火大会の会場に救護テントがありますよね。
大きな会場だと、何か所も設置されています。
医師は本部テントにいて、他のテントには看護師と事務員だけがいる場合が多いです。
3時間~5時間くらいのイベントが多いですが、対応する患者数はそんなに多くありません。少ない時は2~3人しか来なかったときもあります。
転んでケガをしたり、靴擦れしたり、外傷が多いです。その場で傷を洗って、止血を確認して、被覆材を貼ってあげます。
ケガが深かったり、痛みが強ければ、病院に行くように促します。迷ったら医師に無線で相談したり、診てもらうことができます。
コンサート会場や、夏場のイベントでは、熱中症や過呼吸も来ます。その場合も医師に対応を依頼して、看護師は診察介助をします。
難しい対応を迫られることは、ほぼありません。
交通費とお弁当が支給され、日給で10,000円~15,000円程度でした。
イベント会場なんて最高の職場ですね!
タダでイベントに参加できるってことですよね?
いいえ。
残念ながら、イベントに参加はできません
仕事中はその場を離れられないので、イベントを見て回ったり、コンサートを見ることはできません。
テントからチラッと見える花火を見たり、漏れ聞こえてくるコンサート音楽を聴く程度ですので、イベントを楽みながら、というわけにはいきませんよ。
ツアーナースの詳細
修学旅行の付き添いを何度か経験しました。
わたしは中学生と高校生しか経験がありませんが、小学校の求人も多かったです。
現地での行動は、引率の先生の指示に従います
基本的には現地集合です。
たとえば、学生は県をまたいで旅行をすることがありますよね。その場合は、その県ごとに別のナースが雇われていることもありました。
ナースを雇うのは、修学旅行を企画している旅行代理店です。
駅や空港で学生と合流し、その県内の旅行を付き添い、再び駅や空港で別れます。
その時、次の滞在場所にいるツアーナースに向けて申し送り書を作成して預けます。
用紙は学校や旅行会社が用意してくれています
申し送り書には、その日に体調が悪い生徒の情報やどんな対応をしたかが簡単に書かれています。
医師は付き添わないため、ツアーナースは市販薬を使っての対応しかできません。学校が救急箱を準備していますので、その範囲で対応します。
多いのは靴擦れや筋肉痛、頭痛、腹痛などです。でも初めて会う生徒さんに簡単に薬を飲ませられないので、アレルギーやその薬を飲んだことがあるかどうかを確認してから渡します。
相手は子供なので、自分で判断できなかったり、普段飲んでいる薬の名前を言えないこともあります。その場合は親に電話して確認してもらうこともありましたよ。
学校の先生が看護師に求めるのは、このまま様子を見るか、病院に行かせるかの判断ですね。
私は自分で判断できないので「念のため、病院に行った方がいいと思います」と、いつも言っていました
その他、患者会の旅行にも何度か付き添いました。私は国内だけですが、友人は糖尿病患者会のハワイ旅行に付き添っていました。
仕事でハワイ旅行なんて羨ましいです!
私もとても羨ましかったです!
私は、小児喘息の子供会でのキャンプに引率したことがあります。
その時のキャンプは親も医師も同伴だったので、看護師にはほとんど仕事がありませんでした。医師が付き添わないツアーだと、小児の対応に精通しておかないと、難しいかもしれません。
子供や親とのコミュニケーションが必要なので、社交性がある人が向いていると思います。
大人の患者会の場合は、もう少しハードルが低いです。ここでも「病院に行った方がいいかどうか」の判断をするのが、主な役割でした。
あとは、日常生活での注意点についての質問が多かったので、事前学習してから参加していました。
「どんな食事がいいのか」
「アレは体にいいのか」
「この薬はどんな効果があるのか」
など高齢者のツアーではたくさん質問されますよ
これらは単発バイトでしたが、普段の看護師と仕事とは違う、面白い体験でした。
一般の人に混じって看護師として働く機会は少ないので、看護師の良さを再確認できました。
期間は1日だけで8時間くらいのものから、長ければ2泊3日くらいのものまで、いろいろありました。
宿泊の場合でも勤務時間が記載されていますが、それはあまり守られませんでした。
夕食後の時間帯に、部屋まで訪ねて来ることもありました
「時間外です」と追い返すわけにもいかず、対応しましたよ
旅行のしおりに看護師の部屋番号が書かれていて、体調が悪いと夜でも部屋を訪ねてくることがありました。このあたりのルールは旅行会社によって対応が違うという印象です。
旅行付き添い中の食事やホテルは提供され、観光地の入園料なども提供されいます。
日給で13,000円~18,000円程度でした。
転職先9:献血センター
献血センターも、看護師として働くことができる場所です。
主な仕事は採血と、献血です。その他にも受付や案内、説明などの事務的業務があります。
新卒より、少しでも職歴があった方が採用されやすいようです
この仕事の魅力は、夜勤がないことと、残業がないことです。対象者は健康な人なので、急変のプレッシャーもありません。ワークライフバランスを重視する人には、良い職場でしょう。
しかし求人はあまり多くはありません。採血スキルと、コミュニケーション能力が必要なので、新人で募集しているところは少ないです。
求人自体が多くはないので、興味がある人は転職サイトに登録しておいて、求人が出たら教えてもらえるようにしておくと良いでしょう。
給与や勤務状況は?
夜勤も残業もないので、給与は下がってしまいます。難しい医療技術は必要なく、残業もありません。
ただし技術的に成長するのは難しいため、将来病院で働くにはかなりの努力が必要になるので、慎重に選びましょう。
まとめ
病院以外で看護師として働ける転職先を9つ、紹介しました。
- クリニック・診療所
- 老人ホーム、デイサービス、訪問看護ステーション
- 美容外科、美容皮膚科
- 健診センター
- 企業ナース
- 保育園
- 治験コーディネーター
- イベントナース、ツアーナース、レジャー施設の救護室
- 献血センター
それぞれの仕事内容と給与について紹介しました。
病院での看護師業務を辞めたいと思っている人にとって、選択肢になればと思います。
転職先を効率よく探すなら、転職サイトに登録するのがおススメです。複数のサイトに登録して、いろいろな情報を見てみるところから始めましょう。
私が体験したことのある転職サイトを紹介しているので、興味があったら読んでみて下さい。
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認知度ナンバー1の転職サイトマイナビ>>【看護師転職サイト】マイナビ看護師ってどうなの?|実際に登録して分かった特徴と感想
退職を考えている人は、スムーズな退職のために事前準備が大切です。「師長が考える、看護師の完璧な退職準備」も参考にしてください。
病院以外でも働く場所はたくさんあります。
せっかく頑張って取った看護師資格を、ぜひ有効に活用してください!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。